BlenderでCyclesやEeveeでレンダリングをする際に、影をレンダリングしないようにする方法を紹介をします。
1 サンプルの準備
ここではサンプルとして画像1のような平面(Plane)とUV球(UV Sphere)を配置したものを使用します。
この段階ではUV球の影が平面に映っています。
影の効果はレンダリングしなくても、3Dビューポート(3D Viewport)の右上にある3Dビューのシェーディング(Viewport Shading)をレンダ―(Rendered)にすることで確認ができます(画像2参照)。
2 Cyclesで影をレンダリングしないようにする方法
Cyclesで影をレンダリングしないようにするには、影を表示したくないオブジェクト(ここではUV球)を選択して、プロパティ(Properties)>オブジェクトプロパティ(Object Properties)>可視性(Visibility)>レイの可視性(Ray Visibility)の影(Shadow)のチェックを外します(画像3参照)。
Eeveeでは上記の項目はありません。
これで画像4のように影がレンダリングされなくなります。
オブジェクトが複数ある場合は、すべてのオブジェクトを選択した状態でAltキーを押しながら影(Shadow)をクリックすると一度に操作できます。
Blender 4.2以降のバージョンではEeveeの場合もCyclesと同じように設定をしてください。
3 Eeveeで影をレンダリングしないようにする方法
以下はBlender 4.2より前のバージョンでの設定になります。
Eeveeで影をレンダリングしないようにするには、影を表示したくないオブジェクト(ここではUV球)を選択して、プロパティ(Properties)>マテリアルプロパティ(Material Properties)>設定(Settings)>影のモード(Shadow Mode)を不透明(Opaque)からなし(None)に切り替えます(画像5参照)。
オブジェクトにマテリアルがない場合は、マテリアルを追加して上記の操作を行ってください。
Cyclesでは上記の項目はありません。
これで画像5のように影がレンダリングされなくなります。
以上、Blenderの「影をレンダリングしないようにする方法」でした。
コメント
コメント一覧 (2件)
4.2ではSettingsの項目が変わってしまったので、新しい方法を教えていただけると幸いです.
Blender 4.2以降ではEeveeの設定に変更があったようです。
Eeveeを使用する場合は、Cyclesと同じ設定にプロパティ(Properties)>オブジェクト (Object)>可視性(Visibility)>レイの可視性(Ray Visibility)の影(Shadow)のチェックを外してください。
記事の内容も修正しておきました。