Blenderで複数のカメラを切り替えて使用する方法を紹介します。
1. アクティブカメラ(Active Camera)とは
説明用に画像1のようなCamera A(右)とCamera B(左)という名前のカメラを置いたサンプルを準備しました。

画像1の左右のカメラを比べるとカメラの上についている三角の部分が、Camera Aのカメラは黒くなっているのが確認できると思いますが、これがアクティブカメラ(Active Camera)の目印となっています。
レンダリングするときやテンキー(Numpad)の0を押した場合は、画像2のようにアクティブカメラ(Active Camera)であるCamera Aからの視点になります。

2. カメラの切り替え方法
画像1のCamera Bをアクティブカメラ(Active Camera)に変更したい場合には、以下のような方法があるので好みのものを使用してください(個人的には方法4が簡単でおすすめです)。
どの方法でもカメラを切り替えた後は、切り替えたカメラの上の三角の部分が黒くなっていることを確認してください。
方法1
プロパティ(Properties)>シーンプロパティ(Scene Properties)>シーン(Scene)と進み、カメラ(Camera)の右のボックスでアクティブカメラ(Active Camera)にしたいカメラを選択します(画像3参照)。

方法2
アクティブカメラ(Active Camera)にしたいカメラを選択した状態で、Ctrlキー+Num0キーを押します。
この方法では、カメラを切り替えたときにカメラ視点になります。
アクティブカメラ(Active Camera)をCamera Bに切り替えた後は、画像4のようなカメラ視点となります。

方法3
アクティブカメラ(Active Camera)にしたいカメラを選択した状態で、3Dビューポート(3D Viewport)のヘッダー(Header)にあるビュー(View) → カメラ設定(Cameras) → アクティブオブジェクトをカメラに設定(Set Active Object as Camera)をクリックします。
この方法でも、カメラを切り替えたときにカメラ視点になります。
方法4
アウトライナー(Outliner)内の各カメラの右側にある緑色のカメラのアイコンは、背景がグレーになっているものはアクティブカメラ(Active Camera)を示していて、この緑色のカメラのアイコンをクリックすることでアクティブカメラ(Active Camera)の切り替えを行うことができます。
画像5の左側ではCamera AとCamera Bのうち、Camera Aの緑色のカメラのアイコンの背景がグレーになっているので、Camera Aがアクティブカメラ(Active Camera)となります。
Camera Bの緑色のカメラのアイコンをクリックすると、画像5右側のようにCamera Bの緑のカメラのアイコンの背景がグレーとなり、Camera Bがアクティブカメラ(Active Camera)になります。

オレンジのアイコンについて
オレンジのカメラのアイコンまたはカメラの名前をクリックした場合は、そのカメラを選択中のカメラとするだけでアクティブカメラ(Active Camera)切り替えは行われません(オレンジのカメラのアイコンの背景がグレーになっているものは選択中のカメラを示しています)。
以上、Blenderの「複数のカメラを切り替えて使用する方法」でした。
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