Blender: アイランドによるシーム(Seems from Islands)の使用方法

Blenderのアイランドによるシーム(Seems from Islands)という機能を紹介します。

1 アイランドによるシーム(Seems from Islands)とは

アイランドによるシーム(Seems from Islands)は、UVマップの各アイランドの境界線を参照してメッシュにシーム(Seam)を設定する機能です。

ZBrushで作成したファイルやダウンロードしたファイルなど、UV展開された.objや.fbxのファイルを読み込んだ場合、Blender上でそのメッシュのシーム(Seam)はマーク(表示)されませんが、この機能を使用すればシーム(Seam)をマークさせることができます。

2 アイランドによるシーム(Seems from Islands)の使用方法

初めからあるCubeをサンプルにして(画像1参照)、アイランドによるシーム(Seems from Islands)の使用方法を紹介します。
画像1ではエリアの分割を使用して左右に3Dビューポート(3D Viewport)とUVエディター(UV Editor)を表示させます。

Cubeを選択したら編集モード(Edit Mode)に切り替えます(画像2参照)。
UVエディター(UV Editor)を見るとわかるように、このCubeはすでにUV展開されていますが、メッシュにはシーム(Seam)はマークされていない状態になっています。

画像3のようにUVエディター(UV Editor)ですべての頂点(または辺)を選択した状態にして、

UVエディター(UV Editor)のヘッダーにあるアイランドによるシーム(Seems from Islands)をクリックします(画像4参照)。

アイランドの境界線を参照してCubeにシーム(Seam)がマークされ、3Dビューポート(3D Viewport)のCubeでもシーム(Seam)が確認できます(画像5参照)。

3 補足

アイランドによるシーム(Seems from Islands)は使用するときにUVエディター(UV Editor)で選択していた頂点(または辺)に対してのみ効果があります。
画像6ではUVエディター(UV Editor)の矢印で示した選択した頂点(辺)だけがアイランドによるシーム(Seems from Islands)によってシーム(Seam)がマークされています。

以上、Blenderの「アイランドによるシーム(Seems from Islands)の使用方法」でした。

この記事で使用しているのはBlender 2.92です。