Blenderのブラシに関する共通の半径を使用(Use Unified Radius)と共通の強度を使用(Use Unified Strength)という機能を紹介します。
1 スカルプトモード(Sculpt Mode)
初めはスカルプトモード(Sculpt Mode)を扱います。
共通の半径を使用(Use Unified Radius)または共通の強度を使用(Use Unified Strength)の設定は、スカルプトモード(Sculpt Mode)でドロー(Draw)やクレイ(Clay)などのブラシを使用中に、プロパティ(Properties)>ツール(Tool)>ブラシ(Brushes)>ブラシの設定(Brush Settings)の半径(Radius)または強さ(Strength)の右側にあるアイコンで行います(画像1参照)。
共通の半径を使用(Use Unified Radius)または共通の強度を使用(Use Unified Strength)をオンにすると、すべてのブラシで半径(Radius)または強さ(Strength)を同じ値に設定して、オフにするとブラシごとに半径(Radius)または強さ(Strength)を値を設定します。
デフォルトでは共通の半径を使用(Use Unified Radius)がオンで、共通の強度を使用(Use Unified Strength)はオフになっています。ボタンが青になっているとオンです。
ドロー(Draw)ブラシで確認すると、共通の半径を使用(Use Unified Radius)はオンになっていて、共通の強度を使用(Use Unified Strength)はオフになっています(画像2参照)。値は現在半径(Radius)が50pxで、強さ(Strength)が0.500です。
クレイ(Clay)ブラシに切り替えて確認すると、半径は共通の半径を使用(Use Unified Radius)がオンになっていて、共通の強度を使用(Use Unified Strength)はオフになっています。
クレイ(Clay)ブラシの現在の値は半径(Radius)が50pxで強さ(Strength)が0.500ですが(画像3参照)、これを画像4のように半径(Radius)を100px、強さ(Strength)を1.000に変更してみます。
再度ドロー(Draw)ブラシに切り替えます。
画像5で確認できるように共通の半径を使用(Use Unified Radius)はオンになっているので、クレイ(Clay)ブラシで変更した半径の100pxはドロー(Draw)ブラシにも適用されます。共通の強度を使用(Use Unified Strength)はオフになっているので、クレイ(Clay)ブラシで変更した強さ(Strength)の1.000はドロー(Draw)ブラシには適用されずに元の0.500のままです。
2 テクスチャペイント(Texture Paint)
テクスチャペイント(Texture Paint)でも共通の半径を使用(Use Unified Radius)と共通の強度を使用(Use Unified Strength)の機能は同じです(画像6参照)。
以上、Blenderの「共通の半径を使用(Use Unified Radius)と共通の強度を使用(Use Unified Strength)」でした。
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