Blenderで別々のオブジェクトとして独立しているメッシュのUVマップを、ひとつに(同一のUV空間内に)まとめる方法を紹介します。
1 UVマップをひとつにまとめる方法の手順
サンプルとして、画像1のような別々のオブジェクトとして追加したUV球(UV Sphere)とモンキー(Monkey)を左右に並べたものを使用します。

画像1
アウトライナーで確認すると、画像2のようになっています。
UV球(UV Sphere)がSphere、モンキー(Monkey)がSuzanneです。

画像2
UV球(UV Sphere) → モンキー(Monkey)の順番でShiftキーを押しながら選択した後に(順番は逆でも構いません)、編集モード(Edit Mode)に切り替えると、画像3のようにふたつのオブジェクトをまとめて編集モード(Edit Mode)に切り替えることができます。

画像3
エディタータイプ(Editor Type)を編集モード(Edit Mode)からUVエディター(UV Editor)に切り替えると、画像4のようにUV球(UV Sphere)とモンキー(Monkey)のUVマップが重なっているので、これを修正します。

画像4
上部メニューにある選択(Select)→ すべて(All)などを使用してすべてを選択した状態にして、同じく上部メニューのUV内にあるアイランドを梱包(Pack Islands)をクリックして、画像5のようにUVマップを並べ替えます。

画像5
これで別々のオブジェクトとして独立しているメッシュのUVマップを、ひとつにまとめることができました。
2 補足
■ 上記の操作によりひとつのオブジェクトにまとめられることはありません。
オブジェクトモードに切り替えると、元の別々のオブジェクトに戻ります。
■ UV展開していないオブジェクトの場合は、まとめて編集モード(Edit Mode)に切り替えた後に、シーム(Seam)を追加したり、展開をしたりするといいと思います。
■ 並べ替えのときにUVマップを回転させたくない場合は、左下のアイランドを梱包(Pack Islands)の回転(Rotate)のチェックを外してください。

画像6
アイランドを梱包(Pack Islands)について詳しくは以下の記事で紹介をしています。

以上、Blenderの「UVマップをひとつにまとめる方法」でした。
※この記事で使用しているのはBlender 2.93.2です。
※ここで紹介する操作はBlender 2.79b以前では使用できません。
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