Blender: 自動スムーズ(Auto Smooth)とシャープをマーク(Mark Sharp)の使用方法

Blenderの自動スムーズ(Auto Smooth)とシャープをマーク(Mark Sharp)の使用方法を紹介します。

目次

1 自動スムーズ(Auto Smooth)とは

自動スムーズ(Auto Smooth)は、面と面の間の角度が設定した値より小さい場所には自動でスムーズシェード(Shade Smooth)を適用して、面と面の間の角度が設定した値より大きい場所には自動でフラットシェード(Shade Flat)を適用する機能です。

画像1はすべて同じ円柱(Cylinder)ですが、左側の円柱(Cylinder)は、オブジェクト全体がフラットシェード(Shade Flat)になっています。
画像1の中央の左側の円柱(Cylinder)は、オブジェクト全体がスムーズシェード(Shade Smooth)になっています。
画像1の右側の円柱(Cylinder)は、自動スムーズ(Auto Smooth)が設定されていて、面と面の間の角度によりフラットシェード(Shade Flat)とスムーズシェード(Shade Smooth)が併用されています。

blende auto smooth

画像1

2 自動スムーズ(Auto Smooth)の使用手順

説明用に円柱(Cylinder)を使用します。

手順1 フラットシェード(Shade Flat)の適用

オブジェクト(Object)→追加(Add)から円柱(Cylinder)を追加します(画像2参照)。

blende auto smooth

画像2

追加してすぐの円柱(Cylinder)は画像2のように全体にフラットシェード(Shade Flat)が適用されている状態です。

手順2 スムーズシェード(Shade Smooth)の適用

オブジェクトモード(Object Mode)で円柱(Cylinder)が選択されていることを確認して、右クリックからオブジェクトコンテクストメニュー(Object Context Menu)というメニューを表示させてスムーズシェード(Shade Smooth)を選択します(画像3参照)。

blende auto smooth

画像3

すると、画像4のように円柱(Cylinder)の全体にスムーズシェード(Shade Smooth)が適用されます。

blende auto smooth

画像4

全体がフラットシェード(Shade Flat)のままでは自動スムーズ(Auto Smooth)は使用できないので注意してください。

手順3 自動スムーズ(Auto Smooth)の適用

オブジェクトモード(Object Mode)で円柱(Cylinder)が選択されていることを確認して、プロパティ(Properties) → オブジェクトデータプロパティ(Object Data Properties) → ノーマル(Normals)にある自動スムーズ(Auto Smooth)にチェックを入れます(画像5参照)。

blende auto smooth

画像5

すると、画像6のように面と面の間の角度が設定した値(初期値の30°)より小さい場所にはスムーズシェード(Shade Smooth)が適用され、面と面の間の角度が設定した値(初期値の30°)より大きい場所にはフラットシェード(Shade Flat)が自動で適用されます。

blende auto smooth

画像6

自動スムーズ(Auto Smooth)のチェックの切り替えは編集モード(Edit Mode)でも可能です。

3 シャープをマーク(Mark Sharp)の使用方法

シャープをマーク(Mark Sharp)を使用すると、自動スムーズ(Auto Smooth)によってスムーズシェード(Shade Smooth)が適用されている場所に角度に関係なくフラットシェード(Shade Flat)を適用することができます。

画像6の状態の円柱(Cylinder)を使用して説明をします。

円柱(Cylinder)を選択して編集モード(Edit Mode)に切り替えて、辺選択(Edge Select)モードで画像7のように選択します。

blende auto smooth

画像7

右クリックから辺コンテクストメニュー(Edge Context Menu)というメニューを表示させて、シャープをマーク(Mark Sharp)を選択します(画像8参照)。

blende auto smooth

画像8

すると画像9のように辺の色が変わります。

blende auto smooth

画像9

編集モード(Edit Mode)からオブジェクトモード(Object Mode)に切り替えると、画像10のようにシャープをマーク(Mark Sharp)を行った辺(面)にフラットシェード(Shade Flat)が適用されていることが確認できます。

blende auto smooth

画像10

シャープをマーク(Mark Sharp)を解除したい場合には、辺を選択してシャープをクリア(Clear Sharp)を選択してください。

シャープをマーク(Mark Sharp)は自動スムーズ(Auto Smooth)と組み合わせないと機能しません。
画像10の状態で自動スムーズ(Auto Smooth)のチェックを外すとフラットシェード(Shade Flat)が適用されていた場所もスムーズシェード(Shade Smooth)になってしまいます。

シャープをマーク(Mark Sharp)は、ベベル(Bevel)の法線のハード化(Harden Normals)、辺分離(Edge Sprit)などと合わせて使用することもあります。

4. 実際の使用例

画像11は自動スムーズ(Auto Smooth)を使用して作成したものです。

blender auto smooth

画像11

画像1のときと同じように左からフラットシェード(Shade Flat)のみ、スムーズシェード(Shade Smooth)のみ、フラットシェード(Shade Flat)とスムーズシェード(Shade Smooth)を併用したものとなっています。

5. 法線のハード化(Harden Normals)と重み付き法線(Weighted Normal)

スムーズシェード(Shade Smooth)、自動スムーズ(Auto Smooth)、モディファイア―(Modifier)のベベル(Bevel)やブーリアン(Boolean)などを併用した際にフラットな面がきれいに表示されない場合は、モディファイア―(Modifier)のベベル(Bevel)のシェーディング(Shading)にある法線のハード化(Harden Normals)にチェックを入れる、またはモディファイア―(Modifier)の重み付き法線(Weighted Normal)を追加するときれいに表示されます(画像12参照)。

blende auto smooth

画像12

メッシュの形状により法線のハード化(Harden Normals)と重み付き法線(Weighted Normal)の結果が同じになることもあれば、異なる結果になることもあるので、よい結果になる法を選ぶといいと思います。

以上、Blenderの「自動スムーズ(Auto Smooth)とシャープをマーク(Mark Sharp)の使用方法」でした。


※この記事で使用しているのはBlender 3.0.0です。

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